Core Loop
まずは対話しながら単一タスクを回す段階。探索と実装を一つのセッションで学ぶ。
Claude Code Master Guide 2026
ゴールデンワークフロー、Agent Teams、Hooks、MCP、セキュリティレビューまで。参照構成をもとに、実務でそのまま使える形へ再編集した 28 セクションの実践ガイドです。
20+
出所交差検証
120+
実践Tips
8
セキュリティゲート
10
黄金原則
28
セクション
Mobile Nav
全て / 28 セクション表示
最初に読むべき全体地図
Claude Code は、単なるコード生成ではなく「探索・設計・実装・検証」を会話で回す開発環境です。このガイドは 00 から 27 までを順番に積み上げる構成にし、個人開発者からチーム運用まで一気通貫で使える判断材料をまとめています。
まずは対話しながら単一タスクを回す段階。探索と実装を一つのセッションで学ぶ。
長い会話ほど品質が落ちる前提で、CLAUDE.md と /compact を運用の中心に据える。
調査・実装・レビューを役割分割し、主セッションの判断負荷を下げる。
人の注意力に頼っていたチェックを、決定論的な自動ゲートへ移す。
一人の開発者が複数エージェントの入出力を設計し、夜間や並列作業を制御する。
最初の 10 分でやること
bash
claude
/init
/context
# プロジェクトの基本ルールを用意
touch CLAUDE.md
# 最初の依頼は「実装」ではなく「現状把握」
> このリポジトリの構成、ビルド方法、主要な制約を要約して
> CLAUDE.md の初稿を作ってください自然言語で速度を出しつつ、人間が責任を持つ開発様式
バイブコーディングは、仕様を自然言語で切り出し、AI に下書きを作らせ、人間が方向・品質・責任を握り続ける作り方です。速さだけを見ると雑に見えますが、実際は「曖昧さを早く外に出す」ための方法論です。
要件の言語化、設計案の比較、スキャフォールド、反復修正を会話ベースで回す。
アーキテクチャ責任、セキュリティ判断、最終レビューを AI に丸投げしない。
仕様がある程度明確で、短い検証サイクルを多く回せる仕事ほど効果が高い。
悪い依頼より、良い最初の依頼
markdown
# 悪い依頼
ログイン機能を作って
# 良い依頼
Next.js 14 / TypeScript / App Router 構成です。
メール + パスワードのログイン画面を設計してください。
まず以下を返してください。
1. 必要ファイル一覧
2. 画面の状態設計
3. API 契約
4. セキュリティ上の注意点
コードはまだ書かず、計画だけ出してください。速度よりも再現性を優先する考え方
最初の案は大抵雑です。先に設計の抜けを洗い、実装はその後に着手する。
長い会話は精度を蝕む。重要情報は会話ではなく CLAUDE.md と共有ファイルに置く。
巨大な一撃より、小さく区切った変更と短い検証が最終的に速い。
動作確認、テスト、レビューがなければ、生成物は草稿に過ぎない。
調査・実装・レビューを分けるだけで、確証バイアスとコンテキスト汚染が減る。
AI は加速器であって決裁者ではない。プロダクトの責任境界は人が持つ。
Explore → Plan → Implement → Commit
速い人ほど、いきなり書き始めません。Claude Code では Explore・Plan・Implement・Commit の 4 段階を守るだけで、後戻りの時間が大きく減ります。
関連ファイル、依存、既存パターン、失敗条件を洗い出す。ここでコードは書かない。
変更箇所、影響範囲、テスト計画を箇条書きにし、方向を固定する。
一度に一つの関心事だけを変え、途中で実行・確認を挟む。
何を変え、どう検証し、どこにリスクが残るかを明文化して履歴化する。
4段階を崩さない依頼テンプレート
markdown
1. Explore
この機能に関係するファイルと既存フローを調査して要約してください。
2. Plan
変更方針を 5 項目以内で提示してください。まだコードは書かないでください。
3. Implement
承認した差分だけを実装してください。変更ごとに理由を短く添えてください。
4. Commit
実行した確認項目、残リスク、次にやるべきことをまとめてください。毎セッション自動で読まれるプロジェクトの憲法
CLAUDE.md は、プロジェクト固有の規約を人と AI が共有するための短い契約書です。コードを読めば分かる内容ではなく、読んでも推測できない「判断ルール」だけを残すのが要点です。
短くて効く CLAUDE.md の例
markdown
# Stack
- Next.js 14 App Router
- TypeScript strict
- Tailwind CSS
# Commands
- dev: npm run dev
- build: npm run build
- check: npm run build
# Conventions
- server component を優先し、client は必要箇所だけに限定
- 既存 UI では命名を変えない
- API route では zod 相当の入力検証を必ず通す
# Git
- branch: feature/*, fix/*
- commit: Conventional Commits
# Gotchas
- 画像 URL は next.config.mjs の remotePatterns を確認
- metadata は server component 側で定義する自分の全プロジェクトで使う個人ルール。端末操作やレビュー姿勢のような横断ルール向け。
そのリポジトリだけの契約書。チーム共有すべき内容はこちらに置く。
品質を落とさないための最重要運用
LLM は会話が長くなるほど、関係の薄い情報に引っ張られやすくなります。コンテキスト管理は節約術ではなく、品質管理そのものです。長期会話より、要点を外部化した短い会話を積み重ねる方が安定します。
完全に新しい仕事へ切り替える時に使う。前の会話の残骸を持ち込まない。
長くなった会話を要約圧縮する。何を残すべきかヒントを添えると精度が上がる。
会話の状態や使用量を見て、手遅れになる前に切り替え判断をする。
判断が誤った地点まで戻す。やり直しのコストを下げる保険。
中断した作業を再開する。再開時は現況メモと共に読み直すと早い。
会話より durable な引き継ぎ先。人にも AI にも読める形で残す。
コンテキストを捨てる前に残す HANDOFF.md
markdown
# Current Goal
支払い画面の API 契約を確定し、UI 実装へ渡す
# What Changed
- CheckoutForm の state を分割
- /api/checkout のレスポンス型を更新
# What Worked
- 税額計算のロジックは unit test で固定化済み
# What Failed
- 既存の coupon 処理と新しい tax フローが衝突
# Next Step
1. coupon 適用順を仕様決定
2. contract test を追加
3. UI 実装へ着手出力品質を安定させる依頼の書き方
良いプロンプトは、文章が長いことではなく、判断境界がはっきりしていることです。曖昧さを残すほど、AI はそれっぽい解釈で埋めます。目的、制約、受け入れ条件、検証方法を短く明示してください。
何を作るかより、何を達成したいかを一文で固定する。
技術スタック、禁止事項、触ってよいファイル範囲を明記する。
計画、diff、テスト項目など、返答の型を決めるだけで品質が整う。
何をもって完了かを定義しないと、AI は完了を誤解する。
実装後にリスク・未検証点・代替案を必ず返させる。
設計、実装、レビュー、リファクタは混ぜない。役割を分離する。
再利用しやすい高品質テンプレート
markdown
目的:
[この変更で達成したいこと]
前提:
- Stack: [例: Next.js 14 / TypeScript / Tailwind]
- 変更してよい範囲: [ファイル or ディレクトリ]
- 変更してはいけない範囲: [例: DB schema, billing logic]
依頼:
1. まず現状を調査して要約
2. 次に実装計画を 5 項目以内で提示
3. 承認後に最小差分で実装
4. 最後に確認結果と残リスクを列挙
完了条件:
- [受け入れ条件 1]
- [受け入れ条件 2]
- [受け入れ条件 3]主セッションを守りながら並列で進める
サブエージェントは、主セッションに全ての情報を溜めずに仕事を切り分けるための手段です。探索・実装・レビューを別担当にするだけで、判断の密度が一気に上がります。
既存実装、外部仕様、競合案を調べて比較表にする。
承認済みの方針だけを実装し、差分を最小に保つ。
失敗ケース、境界値、回帰確認に専念する。
CLAUDE.md、HANDOFF.md、運用手順の更新を担当する。
サブエージェントに渡すブリーフ
markdown
役割:
あなたは Research Agent です。
目的:
既存の認証フローを調査し、変更に必要な制約だけを抽出してください。
入力:
- @CLAUDE.md
- @src/auth/*
- @middleware.ts
出力形式:
1. 現状フロー
2. 変更時のリスク
3. 触るべきファイル
4. 触ってはいけない領域
禁止:
コード変更はしない複数エージェントを一つのチームとして設計する
Agent Teams は、単なる並列化ではなく、役割・入出力・統合責任を先に設計する運用です。人間は作業者ではなく、チーム設計者として振る舞います。
仕様、既存制約、参考実装を調べ、判断材料を整理する。
採用する方針、境界、契約、共有型を定義する。
決まった契約に従って実装し、不要な逸脱を避ける。
成果を突き合わせ、衝突を解決し、最終マージ条件を決める。
チーム契約ファイルの雛形
markdown
# TEAM-CONTRACT.md
## Shared Goal
顧客向け onboarding フローを 2 週間で公開する
## Shared Interfaces
- shared/types/onboarding.ts
- docs/api/onboarding.md
## Roles
- Researcher: 既存フロー調査、外部仕様確認
- Architect: 状態遷移図と API 契約定義
- Builder: UI / API 実装
- Reviewer: セキュリティと回帰確認
## Merge Rules
- shared interface 変更時は Reviewer 承認必須
- nightly autonomous run 前に checkpoint commit を作成注意喚起を自動ゲートへ置き換える
Hooks は、毎回『気をつける』ではなく『通らなければ進めない』に変える仕組みです。人の気分に依存する運用を減らし、同じ失敗を繰り返さないための中核になります。
危険なコマンド実行前に検査を挟む。破壊的操作や依存追加のゲート向け。
変更後に lint、typecheck、secret scan を自動実行する。
セッション終了時に要約や handoff を強制して、抜け漏れを防ぐ。
環境初期化や注意喚起を標準化し、作業開始の品質を揃える。
依存追加の前に検証する Hook 例
json
{
"hooks": {
"PreToolUse": [
{
"matcher": "npm|pnpm|yarn",
"command": "scripts/verify-package.sh"
}
],
"PostToolUse": [
{
"matcher": "edit|write",
"command": "npm run build"
}
],
"Stop": [
{
"command": "scripts/write-handoff.sh"
}
]
}
}Skills・Plugins・MCP をどう使い分けるか
Claude Code の拡張は一枚岩ではありません。再利用したい知識は Skill、決まった振る舞いは Plugin、外部世界への接続は MCP に分けると構造が綺麗になります。
特定の作業手順や評価観点を再利用する。コピーや監査の質を揃えるのに向く。
ローカルの自動処理やショートカットをまとめる。繰り返し操作を簡略化する。
DB、ブラウザ、外部 API に触れる。Claude の到達範囲を広げる層。
拡張を増やす時の整理法
text
skills/
cro-methodology/
frontend-design/
scripts/
verify-package.sh
write-handoff.sh
mcp/
context7
postgres
playwright
ルール:
- 再利用する知識は skills
- ローカルの決まり切った処理は scripts
- 外部接続は mcpAI 生成コードで落としやすい穴を潰す
AI は『それっぽい安全そうなコード』を返せても、脅威モデルを自動で満たしてはくれません。特に認証、認可、入力検証、依存追加は、生成速度と同じ熱量でガードする必要があります。
SQL Injection、XSS、テンプレート注入。バリデーションとエスケープを別物として扱う。
認証があるだけでは不十分。誰が何を実行できるかをルート単位で確認する。
API key や token をコードに混ぜない。生成物に含まれていないか必ず scan する。
AI が存在しない依存名を作り、悪性パッケージを引く危険。導入前に公開元を確認する。
期限、失効、再利用、CSRF 保護まで含めて設計する。
暗号化、支払い、権限昇格は表面的なコードレビューでは足りない。
依存追加前の最低限チェック
bash
PACKAGE="$1"
echo "1. 公開レジストリで存在確認"
echo "2. Publisher / Owner を確認"
echo "3. 最終更新日と star / download 傾向を確認"
echo "4. 既知 CVE を確認"
npm view "$PACKAGE" name version repository
npx semgrep --config p/owasp-top-ten .早く壊れるチームが踏む典型
通ったコードは正しいコードではない。対策: 行単位で読む、脅威モデルで見る、テストで証明する。
その場の依頼を積み重ねると境界が崩れる。対策: 先にデータモデルと責務境界を書く。
境界値、丸め、非同期、例外系で破綻する。対策: 失敗ケースを必ず要求する。
生成速度が上がるほど整理の遅れが致命傷になる。対策: 週次で負債返済枠を取る。
AI を理解の代替にすると、後で直せない。対策: 分からない行を放置しない。
説明が長いほど実装は迷走する。対策: MVP を一文に圧縮してから始める。
判断が必要な仕事ほど暴走のコストが高い。対策: 自律化は機械的作業から始める。
AI と安全に協業するための履歴設計
AI に作業を任せるほど、Git は単なる保存ではなく保険になります。小さい commit、明確な branch、危険作業前の checkpoint を習慣化すると、失敗コストが激減します。
目的が混ざった branch はレビューもロールバックも難しくなる。
自律実行、マイグレーション、依存更新の前は必ず退避点を作る。
機能追加とリファクタは分離し、レビュー観点を混ぜない。
何が動いたか分からない commit は、後で再現不能になる。
AI 作業の安全な Git フロー
bash
git switch -c feature/checkout-tax-fix
git status
# ここで Claude に計画を出させる
git add .
git commit -m "chore: checkpoint before autonomous refactor"
# 実装後
git add .
git commit -m "feat: separate coupon and tax calculation"
git show --stat --summary毎日使うコマンドだけを先に体に入れる
全部を覚える必要はありません。頻度の高いコマンドだけ固定化すると、セッションの立ち上がりと立て直しが速くなります。
まず覚える CLI チートシート
bash
/init # プロジェクト分析と CLAUDE.md 草案
/context # コンテキスト状態の確認
/compact <hint> # 会話を圧縮して主題を残す
/clear # 新しいタスクへ完全切替
/rewind # 以前のチェックポイントへ戻す
/rename # セッション名を付ける
claude --resume # 過去セッションを選んで再開
claude --continue # 直近セッションをそのまま継続/init, /context, /rename を最初に使うと、その後の迷子が減る。
/compact, /clear, /rewind は失敗コストを小さくするための基本装備。
--continue と --resume は、昨日の会話を無理に思い出す時間を削る。
CLAUDE.md と HANDOFF.md は、ショートカットと同じくらい重要な運用ショートカット。
最後に迷ったらここへ戻る 10 原則
一文で言うと
AI に書かせる前に考え、書かせた後に必ず疑い、残すべき知識は会話ではなくファイルへ移す。
2025年2月から 2026年2月までの流れ
この章は参照ページで強調されていた変化を、運用観点で整理した年表です。新機能の有無そのものより、『何が標準運用になったか』に注目してください。
マルチエージェント的な運用が前提になり、長大コンテキストと役割分割が同時に語られるようになった。
手動の注意喚起から、自動ガードレールへの移行が明確になった。
スキャフォールドや制御性が強化され、プロンプト依存からツール駆動へ重心が移った。
一つのモデルで全部やるより、役割別にモデルを使い分ける発想が強くなった。
/compact や tool lazy loading など、会話量そのものを制御する運用が普及した。
単一セッションで抱え込まず、役割を分けるのが普通になった。
CLI ベースで計画から実装まで伴走する開発体験が一気に一般化した。
毎日の手数を減らす細かい実践知
新規コード全文ではなく、変更箇所と理由だけ返させるとレビューが速い。
実装前に edge case を列挙させると、あとからの再設計が減る。
フロントと API を同時に触る時ほど、shared types を最優先する。
説明文を増やすより、実際のファイルを明示的に読ませる方が強い。
夜間自律は反復作業に限定し、判断を要するものは昼間に閉じる。
『見て』ではなく、セキュリティ・性能・保守性のどれを見るかを決める。
過去 PR や CLAUDE.md の更新を見せると、チームの癖に合わせやすい。
今の案と次の最適案を分けて返させると、負債の見通しが立つ。
書いた本人のセッションでは、欠陥の見落としが起きやすい。
終了条件が曖昧だと、だらだらと会話が伸びて品質が落ちる。
差分だけを返させる依頼
markdown
次の条件で回答してください。
- 既存コードを全面的に書き直さない
- 変更が必要なファイルだけ列挙
- 各ファイルごとに「何を変えるか」と「なぜか」を 2 行で説明
- 実装後に、不要なら削れるコードも指摘する向いている仕事と危ない仕事を見極める
Claude Code は万能ではありません。仕様が曖昧すぎる仕事、責任境界が重い仕事、検証が難しい仕事では、逆にコストが増えます。使う前に『検証しやすさ』で判断してください。
CRUD、管理画面、UI 改修、テスト追加、スクリプト化、既存コードの整理。
大きなリファクタ、データ移行、設計比較。事前の plan と rollback が必須。
支払い、認可、暗号、医療・法務など高リスク領域の無監督実装。
アーキテクチャ決定、要件定義、プロダクト戦略、言葉選びや taste が効く領域。
着手前に適合性を判定させる
markdown
このタスクが Claude Code に向いているか判定してください。
以下の観点で 5 段階評価してください。
1. 要件の明確さ
2. 検証のしやすさ
3. 失敗時の被害
4. 既存パターンの有無
5. rollback の容易さ
最後に Go / Maybe / No-Go を返してください。利用頻度に合わせてコストを読む
料金は『高いか安いか』ではなく、『自分の反復回数に対して見合うか』で見るべきです。参照ページでは 2026年2月時点の目安として Pro $20、Max 5x $100、Max 20x $200 の比較が整理されていました。
週 5〜10 セッション程度。スポット利用や個人開発の入口向け。
毎日複数セッション使う開発者向け。最もバランスが良い帯として扱いやすい。
マルチエージェントや長時間利用を前提にするチーム向け。費用対効果は運用成熟度次第。
ざっくり利用量を記録するメモ
text
Week 1
- sessions: 18
- long sessions (>30 min): 6
- /compact used: 4
- heavy tasks: refactor, review, docs
月末に見るもの
- セッション回数
- 長時間セッション比率
- 複数エージェント利用の有無
- 課金に見合う成果が出たかClaude Code で立ち上げやすい 12 類型
バイブコーディングで勝ちやすいのは、成果物の形が見えていて、検証方法が明快なプロジェクトです。以下は最初の一歩にしやすい 12 類型です。
Hero、Features、Pricing、FAQ を持つランディングページ。
KPI カード、一覧、絞り込み、詳細モーダルを持つ CRUD ダッシュボード。
ストリーミング、履歴、Markdown レンダリング付きの会話画面。
signup、login、profile、settings を一式揃えた SaaS の骨格。
WebSocket または polling で更新される KPI ダッシュボード。
CSV 取り込み、バリデーション、レポート出力まで含む業務 UI。
Command Palette と Sidebar を備えた開発支援拡張。
抽出、変換、ロード、リトライ、ログまで整えたバッチ。
argparse / commander 系で作る運用用ツール。
Canvas ベースのループ、衝突判定、スコア管理。
複数サービスを束ねる API 層と shared types の整備。
レガシーコードの段階移行とテスト固定化を同時に進める。
どのレシピにも使える開始プロンプト
markdown
[作りたいもの] を作ります。
技術スタックは [stack] です。
まず以下だけ返してください。
1. 必要ファイル一覧
2. 画面 / API / 状態の設計
3. 最短で MVP にするための削減案
4. 実装順序
5. テスト / 検証方法そのまま貼れる 20 の定番テンプレート
このリポジトリの構成、主要コマンド、制約を要約して CLAUDE.md の初稿を作ってください。
この変更に関係するファイルと既存フローを洗い出し、影響範囲だけを列挙してください。
コードはまだ書かず、最小差分で実現する実装計画を 5 項目以内で出してください。
この問題の解決策を 3 案比較し、採用基準と非採用理由も示してください。
既存構造を崩さず、必要なファイルだけ最小差分で編集してください。
まず失敗するテストを書き、その後で実装してください。最後にテスト意図を説明してください。
振る舞いを変えずに整理してください。変更してよいのは内部構造だけです。
重複コードを見て、抽象化すべきか複製維持かを理由付きで提案してください。
OWASP Top 10 観点で危険箇所を列挙し、修正優先度を付けてください。
ボトルネック候補、不要な再レンダ、過剰 I/O を洗い出してください。
この差分の目的、変更点、確認方法、残リスクを PR 説明用に整理してください。
後方互換性を壊す点があれば、利用者影響と移行手順も含めて返してください。
この不具合の再現条件、疑わしい箇所、最短の調査順を提示してください。
原因を追えるように、どこに何をログ出力すべきか提案してください。
正常系ではなく、境界値と失敗系のテストだけを強化してください。
今回の学びを次回に効く形で CLAUDE.md へ追記してください。
中断しても再開できるように、現状・未完了・次手順を HANDOFF.md にまとめてください。
人が忘れやすく機械で判定できるチェックを Hook 化候補として列挙してください。
このタスクに MCP が必要か、必要なら最小構成は何かを提案してください。
今回のやり方で遅かった点、次回早くするためのルール、CLAUDE.md 更新案を返してください。
詰まった時ほど構造で切り分ける
Claude Code が行き詰まる時は、AI が悪いというより、問題の切り方が広すぎることが多いです。調査・再現・仮説・検証の粒度を下げると、会話も差分も一気に綺麗になります。
いつ、何をすると壊れるかを一文にする。曖昧なバグ報告では何も始まらない。
エラー表示は症状であり、原因ではない。スタックトレースと変更履歴を見る。
複数の仮説を同時に試すと、何が効いたのか分からなくなる。
再現可能な形に変換できると、会話が劇的に短くなる。
汚れた会話を引きずるより、要点を handoff して新セッションの方が速い。
同じ不具合の再発防止は、記憶ではなく CLAUDE.md か runbook で行う。
値が壊れた地点まで追えるだけのログを置く。
直近 diff から逆算すると、原因候補を急速に絞れる。
デバッグ用の依頼テンプレート
markdown
不具合を直す前に、次の順で返してください。
1. 再現条件
2. 原因候補を 3 つ
3. それぞれの確認方法
4. 最短で切り分ける順序
コード修正はまだしないでください。
まず「どの仮説を潰すか」だけ決めたいです。複数の Claude セッションを役割で分ける
単一セッションの限界を超えるには、会話を長くするのではなく役割を分割します。鍵は『何人いるか』ではなく、『各セッションの入出力が明確か』です。
実装役とレビュー役を分け、確証バイアスを減らす。
UI、API、テストの担当を分け、shared types で接続する。
異なる設計案を別セッションで作らせ、比較して採択する。
旧実装解析、移行実装、回帰確認を別々に進める。
一方が失敗テスト、もう一方が実装、最後に第三者レビュー。
反復的な変換や生成を夜間にまとめて回す。
保守性 → 性能 → セキュリティの順にレビューを連鎖させる。
サービスごとに担当セッションを切り、最後に統合する。
Writer / Reviewer の受け渡し
markdown
# Session A: Writer
@CLAUDE.md @src/checkout/*
税額計算の仕様に合わせて最小差分で実装してください。
最後に reviewer 向けの確認観点を 5 つ書いてください。
# Session B: Reviewer
@CLAUDE.md @git-diff
この差分をレビューしてください。
観点は以下です。
1. 税額計算の境界値
2. coupon 適用順
3. 回帰リスク
4. 型安全性
5. テスト不足トークン消費より ROI を見て運用する
コスト最適化は『会話を短くする』ことではなく、『同じ会話で何度も説明しない』ことです。無駄な再説明、無駄な再生成、無駄なレビュー待ちを減らすと、結果として料金も下がります。
毎回説明する固定情報は会話から追い出す。
方向違いの実装を減らすだけでトークン損失は大きく減る。
関係ない文脈を抱えない方が結果も良い。
全部見ては高コスト。観点別に分割する。
UI と API で同じ説明を繰り返さない。
毎回会話で lint や secret scan を頼まない。
長文ログ全文ではなく、要点と再現条件だけ渡す。
CLAUDE.md や runbook に残せば、次回の説明が減る。
無駄に長い会話は精度もコストも悪化する。
高頻度・低判断の仕事ほど投資回収が早い。
コストを下げる三種の神器
markdown
1. よく書かれた CLAUDE.md
2. 役割が明確なプロンプト
3. タイミングの良い /compact
この 3 つが揃うと、
- 再説明が減る
- 方向違いの実装が減る
- 長い会話の品質劣化を防げるコード経験がなくても始めるための最短路
大きな開発経験がなくても、Claude Code は始められます。必要なのは『全部を理解すること』ではなく、『何を作りたいか』と『途中で止まれるか』の二つです。
cd、ls、pwd の 3 つが分かれば最初は十分。移動・一覧・現在地だけ押さえる。
一つの作りたいものを一つのフォルダに閉じ込めると、会話も整理しやすい。
難しく考えず、巻き戻しポイントを作る機能だと理解すればよい。
雛形、配線、UI 下書き、説明文、テストの叩き台は積極的に任せてよい。
初心者向けの最初の依頼
markdown
私は開発初心者です。
作りたいものは [例: 予約フォーム付きの小さなサイト] です。
難しい言葉を減らして、次の順で手伝ってください。
1. 何を作るかを一緒に整理
2. 必要なファイルを作成
3. 1 画面ずつ確認しながら実装
4. 毎回「次に私が確認すること」を短く教えるClaude の到達範囲を広げる外部接続
MCP は Model Context Protocol の略で、Claude が外部ツールやデータソースに触れるための橋です。能力が賢くなるのではなく、『触れられる世界』が広がるのが本質です。だからこそ、利便性と権限管理を同時に設計する必要があります。
最新の公式ドキュメント検索。ライブラリ変更に追従する基盤。
ブラウザ操作と E2E 検証。UI の実動確認に強い。
読み取り中心の DB 調査。実データに沿った改善ができる。
Issue、PR、コードレビュー情報を横断して参照できる。
ローカルドキュメントや設計メモを一貫して扱う。
外部 API の探索、疎通確認、契約チェックに使う。
本番障害の文脈を調べ、修正優先度を決める。
デザインと実装の差分を詰める時に有効。
運用ドキュメントや意思決定ログの参照に使う。
ビルド結果やテストレポートを読み、会話で判断できるようにする。
最小構成の MCP 例
json
{
"mcpServers": {
"context7": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@upstash/context7-mcp@latest"]
},
"playwright": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@playwright/mcp@latest"]
},
"postgres": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-postgres"],
"env": {
"DATABASE_URL": "readonly connection string"
}
}
}
}AI が書いたコードをどう疑い、どう信頼するか
AI が書いたコードは、速く量産できる一方で、同じ誤りを大量に広げる危険もあります。だからレビューは『書き方を見る』より『事故の起き方を見る』へ寄せます。
OWASP Top 10、認可漏れ、秘密情報、依存汚染を重点確認する。
N+1、不要再計算、bundle 増大、cleanup 漏れを洗う。
責務の分離、命名、重複、例外処理の質を見る。
正常系だけでなく失敗系と境界値があるかを確認する。
型、schema、後方互換性、エラー契約を確認する。
ファイル全体ではなく diff 単位で責務と影響を見る。
観点別に点数化し、 merge 可否を明文化する。
全自動に飛ばず、一定期間の無事故実績で信頼範囲を広げる。
レビュー依頼テンプレート
markdown
この PR を次の観点でレビューしてください。
1. セキュリティ
2. 性能
3. 保守性
4. テストカバレッジ
5. ドキュメント不足
各観点を 1-5 点で採点し、
- 問題箇所
- 根拠
- 直し方
- merge 可否
を返してください。最後の原則
AI が書く、人が検証する、テストが証明する。この 3 段階を飛ばした瞬間に、速度は負債へ変わります。